個人でもできる!50kW未満の太陽光発電投資で利回り14%

個人でもできる!50kW未満の太陽光発電投資で利回り14%

10kW未満の太陽光発電は家庭の屋根に設置するのは分かる。だけど50kW未満、50kW以上の太陽光発電って何が違うの?よく分からない。そしてどれだけの面積と費用がかかるんだろう???

太陽光発電の50kW未満、50kW以上にどんな違いがあるかわかりづらいですね。インターネットで検索してもそこまで詳しく知りたい情報が書いてあるサイトが見つかりません。

そこで、今回は太陽光発電の50kW未満と50kW以上の違い、または同じところを明確にしていきます。

また、50kW未満を設置した場合の費用、収益(売電金額)、面積についても解説していきます。

設備の申請が50kW未満(低圧)でも、太陽光パネルは100kW以上設置可能です!

太陽光パネルを100kW以上にした場合の方が、太陽光パネルを50kW未満にした場合よりも、断然収益が上がります。

太陽光パネルを100kW以上にすれば、2017年度の売電単価でも利回り14%も夢ではありません

ぜひこれらを参考に、太陽光発電への投資を検討しましょう!

1 太陽光発電の50kW未満と50kW以上を比較

太陽光発電の50kW未満と50kW以上で何が違うか、また同じところはどこか、ということをこの章では明らかにしていきます。

50kW未満と50kW以上で分類していますが、厳密にいうと、以下の3つに分類することができます。

・10kW~50kW未満   → 低圧
・50kW~2000kW未満  → 高圧
・2,000kW以上      → 特別高圧

2000kW以上となると10億円以上の設置費用になり、基本的に法人の方が対象となります。

今回は、50kW未満、50kW以上の境目で迷っておられる方、これから低圧発電所を所有しようと検討中の方に絞り、50kW未満、50kW以上の違いと同じところに関して、説明していきます。

●50kW以上(高圧)は200kW以上からが利回りが10%を超える

500kWからは利回りが11%を超えてくる

3章で詳しくお話ししますが、50kW以上(高圧)をお考えの方は、利回りが10%以上を超える、200kW以上設置することをお勧めいたします。

また、50kW未満でも太陽光パネルを100kW以上にすることができ、利回りも14%を超えることも可能です。

この章を読むと、太陽光発電の50kW未満と50kW以上の違いに関して明確に分かるようになります!

1-1 50kW未満と50kW以上の売電単価は同じ

50kW未満と50kW以上の違いを説明する前に同じところについて解説していきます。

●売電単価
●買取期間

この2つは50kW未満と50kW以上で違いはありません。

売電単価に関しては、固定価格買取制度により、各年度の売電単価が決まります。

設置した年度で売電単価が決まると思っておられる方もいらっしゃいますが、実際は申請を出した年度で売電単価が決まります。

●50kW未満と50kWの売電単価、売電期間は同じ

50kW未満と50kWの売電単価、売電期間は同じ

(出典:なっとく再生可能エネルギー)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/kakaku.html

このように、50kW未満と50kW以上でも平成29年度に申請した場合の売電単価は「21円(税抜)」になります。

また、買取期間も同じで20年間この価格で電力会社が買い取ってくれることが法律によって義務付けられています。

固定価格買取制度について詳しく知りたい方は以下を参照ください。

【2017年!太陽光発電の売電価格は下がったが利回りは30%もアップ!】

2017年!太陽光発電の売電価格は下がったが利回りは30%もアップ!

1-2 50kW未満と50kW以上の電気事業法における違い

50kW以上では、保安規定の届出や、キュービクルの設置、電気主任技術者の選任、外部委託など、50kW未満に比べ初期費用、メンテナンス費がかかってきます。

それでは、具体的に50kW未満と50kW以上の太陽光発電所にどのような違いがあるか見ていきましょう。

●電気事業法における50kW未満と50kWの違い

電気事業法における50kW未満と50kWの違い

(出典:経済産業省中部近畿産業保安監督部近畿支部HPより)

上記の表に関して、要約すると以下になります。

50kW未満(低圧)
●「一般用電気工作物」と種別(電気事業法上)
●第一種又は第二種電気工事士による作業が必要
●キュービクル(変圧器)の設置は不要

50kW以上(高圧)
●「自家用電気工作物」と種別(電気事業法上)
●第一種電気工事士あるいは、認定電気工事従事者による作業が必要
●キュービクル(変圧器)の設置が必要
●高圧連系用の月額基本料金を電力会社へ支払わなければならない
●保安規程を定めて管轄消防署等へ届け出る必要がある
●電気主任技術者の外部委託、選任が必要

このように、50kW未満と50kW以上では、手間や費用が大きく違います。

このような理由から、ほとんどの個人、事業者の方は、50kW未満(低圧)を選ばれます。法人の事業者の方で、資金があり、広大な土地を持っておられる、または購入可能な方は、50kW以上(高圧)を選ばれる方もいらっしゃいます。

では次は実際にどれだけの初期費用、メンテナンス費用がかかるか違いを見ていきましょう。

1-3 50kW未満と50kW以上の初期費用、メンテナンス費用は違う

50kW未満と50kW以上の太陽光発電所では、初期費用、必要な土地面積がが全く違います。

もちろん、掛けた費用によって、売電収入も大きく違ってきます。

●太陽光発電所の規模が大きくなるほど、初期費用、設置面積が大きくなる

太陽光発電所の規模が大きくなるほど、初期費用、設置面積が大きくなる

50kW未満(低圧)と50kW以上(高圧)では、パネルの検査や雑草対策などの「通常のメンテナス」は必要になります。

50kW未満と50kWで違いになるのがキュービクルの設置が必要かどうかです。
50kW未満は必要ないですが、50kW以上となるとキュービクルが必要になってきます。

また、それに伴い50kW以上(高圧)では、電気主任技術者のメンテナンスが必要になります。

●50kW未満と50kW以上の初期費用、メンテナンス費用の違い

50kW未満と50kW以上の初期費用、メンテナンス費用の違い

このように、50kW未満と50kW 以上は初期費用、手続き、メンテナンス費が異なっています。

初めて太陽光発電所を所有される方は、手間もあまりかからず、初期費用も導入しやすい50kW未満(低圧)をお勧めいたします。

通常のメンテナンスについてはこちらを参照ください。

【無駄を排除し最小リスクで最大利益を得る太陽光発電所のメンテナンス】

無駄を排除し最小リスクで最大利益を得る太陽光発電所のメンテナンス

2 50kW未満を設置した場合の設置面積、設置費用、年間収益(売電予想金額)をすべて教えます

2	50kW未満を設置した場合の設置面積、設置費用、年間収益(売電予想金額)をすべて教えます

では、50kW未満を設置した場合の設置面積、設置費用、年間収益(売電収入)はどれくらいなの?と疑問に思いますね。

規模が大きくなるほど、設置面積、設置費用、年間収益(売電収入)は大きくなります。

だいたいの、設置面積、設置費用、年間収益(売電収入)を表にすると以下になります。

●30kW、50kW、100kWの設置面積、設置費用、年間収益(売電予想金額)

30kW、50kW、100kWの設置面積、設置費用、年間収益(売電予想金額)

ただ、土地の形状によって設置面積、設置費用は変わってきます

また、年間収益は、設置地域によって日照条件は異なるので、大きく収益に影響します。

それでは、設置面積、設置費用、年間収益(売電予想金額)に関して詳細に説明していきます。

2-1 50kW未満を設置するために必要な面積

土地の形状にもよりますが、設置するために必要な面積を求める方法があります。

1kWあたり10平米(㎡)と考えて計算していただければだいたい必要な土地面積が分かります。

例えば100平米(㎡)の土地を考えてみると

●100平米(㎡)で40枚以上の太陽光パネルが設置可能

100平米(㎡)で40枚以上の太陽光パネルが設置可能

※多結晶の太陽光パネルを参考に面積を求めています。

太陽光パネルが横5枚、縦4枚で計20枚の組み合わせた物を2組置くことができます。

つまり、100平米(㎡)で40枚もの太陽光パネルを敷き詰めることができます。

1枚あたり、太陽光パネルの出力は、270W~290W程なので「10.8kW~11.6kW」の容量の太陽光発電所を設置することが可能です。

つまり、1kWあたり10平米(㎡)と考えていただいてほぼ間違いありません。

これから、30kW、50kW、100kWに必要な面積を試算すると

●50kWの太陽光発電所は450~600平米(㎡)必要
50kWの太陽光発電所は450~600平米(㎡)必要
50kWの場合は、上記の面積が必要となります。

これで、設置するために必要な面積の求め方は、わかっていただけたのではないでしょうか?

こちらの計算方法を参考に、ご自分がお持ちの土地にどれだけ設置することが可能か試算してみてはいかがでしょうか?

2-2 50kW未満を設置するために必要な費用

それでは、50kW未満の太陽光発電所を設置するために必要な費用を見ていきましょう。

50kW未満の太陽光発電所を設置する場合に必要な部材は3種類あります。

・太陽光パネル
・パワコン
・ 架台

上記3種類の部材が必要になってきます。

また、設置するためには、施工業者に施工を依頼する必要があります。
その分の費用も必要になります。

上記部材と施工費を合わせた設置費用は、kWあたり16万円~24万円です。

規模が大きくなるほど、kWあたりの単価は安くなります。

●50kWの太陽光発電所を設置するには、900~1,100万円の費用が必要

50kWの太陽光発電所を設置するには、900~1,100万円の費用が必要

また、フェンスや防草シート、監視装置を必要に応じてつけていただく必要があります。

それらの費用や、部材、施工費に関する詳しい内容は、以下を参照してください。

【太陽光発電に必要な費用や価格をまるハダカ!設置~撤去まですべて教えます!】

太陽光発電に必要な費用や価格をまるハダカ!設置~撤去まですべて教えます!

これで設置費用に関してはどれくらい必要かわかっていただけましたね。

2-3 50kW未満を設置した場合の年間収益(売電収入)

50kW未満を設置した場合の収益を知る為には、発電シミュレーションを行う必要があります。

設置場所(日射量)の違いや設置角度などによっても異なりますが、50kWの年間収益は以下になります。

●50kWの太陽光発電所の年間収益は130万円

50kWの太陽光発電所の年間収益は130万円

では、こちらの金額をもう少し具体的に知る為には、太陽光発電所を設置する予定場所の発電シミュレーションを実施することです。

この表を見て、50kWの太陽光を設置しても対して儲からないのでは?と考えてしまいます。

3章で詳しいお話をしますが、50未満kWでも100kW以上の太陽光パネルを設置することが可能です。これをこの業界では「過積載」と表現します。

この「過積載」を実施することで、表の100kW規模(200万円~250万円)の年間収益を上げることが可能です!

また、発電シミュレーションは、ご自分でもできますのでぜひ実践してみましょう。

まず、発電シミュレーションを実施する方法は3種類あります。

・10秒で売電収入見込みの目安をつける
・気象データを使ったシミュレーション
・専用ソフトを使ったシミュレーション(メーカー、業者に依頼)

これらの、3種類の方法がありますが、最終的には、「専用ソフトを使ったシミュレーション(メーカー、業者に依頼)しましょう。

●10秒で売電収入見込みの目安をつける

だいたいの発電量と、売電金額を一瞬にして計算する方法は、以下の数式に当てはめることで出てきます。

発電量シミュレーションの概算
例えば50kWの太陽光パネルの場合は(2017年度の売電単価で試算した場合)

50 × 1100 × 21 =1,155,000円(税抜)

と一瞬で計算することができます。

こちらは、あくまでも簡易的な試算方法です。

●気象データを使ったシミュレーション

NEDOの気象データを使用した、シミュレーション方法があります。

NEDOは太陽光発電向けに全国837箇所における29カ年分の日射量データを公開しています。こちらの信頼できるデータを利用し、年間の各地域の年間発電量を試算することができます。

まずはNEDOの日射量データベースのページを開いて下さい。

http://app0.infoc.nedo.go.jp/metpv/metpv.html

太陽光発電所設置予定カ所の日射量を知る方法は、こちらを参考にして実施してください。

【誰でも簡単に出来る太陽光発電投資の発電量&事業シミュレーション】
https://taiyou-hatsuden.jp/solar-simulation-1209

上記の記事にならって平均日射量を算出すると

例えば、50kWの発電所を新潟市に設置した場合(2017年度の売電単価で試算した場合)

1日の平均日射量は、3.55kWh/㎡となります。

1年間の発電量=3.55(日射量)?365(日)?60(kW)?0.8(ロス率20%)
       =51,830kWh

1年間の売電収入=51,830(kWh)?21(円/kWh)
        =1,088,430 円(税抜)

こちらの方法では、先ほどより具体的な発電量と売電収入がでてきます。

●専用ソフトを使ったシミュレーション(メーカーに依頼)

先ほどは自分で簡易的に試算する方法を説明しました。

専用ソフトを使用した場合、太陽光パネルの性能、パワコンも考慮した発電量がでてきます。
多くの専用ソフトもNEDOの日射量データを使用しています。

専用のソフトウェアを使用することで、より実践に近い年間発電量がでてきます。

部材専門業者、施工業者などに依頼することで、こちらのシミュレーションは無償で出してくれます。
ぜひ、依頼して厳密なデータを出してもらいましょう。

インターネットでも依頼することができます。以下のサイトに問い合わせると無償でシミュレーションしてもらえるので、ぜひ依頼してみてください。

太陽光発電ムラ市場
https://ichiba.solar-club.jp/

・グリーンエネルギーナビ
https://www.green-energynavi.com/

2-4 50kW未満の太陽光発電所を設置する場合に必要な申請期間と施工期間

それでは、50kW未満の太陽光発電所を設置する場合の申請期間と施工期間はどれくらい必要かについて説明していきます。

まずは、申請に必要な期間についてですが、太陽光発電所を設置する場合、まずは各機関に申請をする必要があります。

・電力会社
・国(経済産業省・資源エネルギー庁)

上記2カ所に申請します。

●2017年度の申請方法

 

2017年度の太陽光発電申請方法

(中部電力ホームページより抜粋 https://www.chuden.co.jp/resource/ryokin/saiene_18.pdf)

2017年度9月現在、申請を出してから売電の許可が出るまでの期間は

2カ月~3カ月程度 (2017年9月現在 中部電力管内)

の期間が必要となります。

2017年度の4月から申請の制度が変わったこともあり、大変時間がかかっています。

今年度(2017年度)申し込もうと考えておられる方は、できるだけ早く申請することをお勧めします

また、施工業者や部材専門業者は、代行で申請をしてくれます。お近くの施工業者に確認されるか部材専門業者に依頼することをお勧めします。

・太陽光発電ムラ市場
https://ichiba.solar-club.jp/

・エコリンクス株式会社
http://www.eco-linx.com/sinsei/

●50kW未満の太陽光発電所を施工するために必要な期間

さまざまな条件によって必要な期間は違ってきます。

通常の太陽光発電所を施工する場合は

・架台の設置
・パネル・パワコンの設置
・電気工事

が必要になります。

電気工事は、電柱を建て、送電線へつなぐ引込工事や、パネルとパワコンの接続をする配線や設定をします。

これらに必要な工事期間は、工事する人数によってスピードは違ってきますが、3週間~4週間ほどで設置可能です。

また、上記の他に、山林で林になっている場合などは、木の伐採、整地が必要になります。

このように整地などの工事が必要な場合は通常の太陽光発電所施工プラス、木の伐採、整地の期間が増えてしまいます。

具体的なスケジュールに関しては、依頼する施工業者に前もって確認しましょう。

3 50kW未満でも太陽光パネルは100kW設置可能

先ほど2章では、50kW程の太陽光発電所では年間の収入が150万円程とお伝えしました。
これを見られた方は、少ない!と感じられた方がほとんどでしょう。

でも安心してください。

50未満kWの低圧発電所でも、100kW以上の太陽光パネルを設置することが可能です。
つまり、100kW設置することで150万円から一気に250万程の収益に増やすことが可能です。

どうですか?太陽光発電への投資がだんだん魅力的に見えてきましたね!

それでは、なぜ50kW未満の太陽光発電所でも100kWの太陽光パネルを設置できるかお話ししていきましょう。

3-1 なぜ50kW未満でも太陽光パネルは100kW設置できるか?

現在の固定価格買取制度では、「太陽光発電設備の発電出力の考え方について」以下の様に定められています。

太陽光発電設備における発電出力については太陽光パネルの合計出力とパワーコンディショナーの出力のいずれか小さい方の値を申請すること

具体的な例を出して上記のルールを考えてみましょう。

まずは、パワコン1台の場合です。

パワコン    5.0kW
太陽光パネル  6.5kW

の条件の場合、申請する出力は、出力の小さい方、つまり「パワコンの5.0kW」になります。

●パワコンを複数台設置している場合
では複数台ある場合はどのように申請すればいいかということになりますが、「太陽光発電設備の発電出力の考え方について」では、このように定められています。

各系列における太陽光パネルの合計出力とパワーコンディショナーの出力のいずれか小さい方の値を、それぞれ合計した値をもって申請すること

次は、パワコンが3台ある場合で考えてみましょう

パワコンが3台ある場合

(なっとく!再生可能エネルギーより抜粋 https://www.fit.go.jp/)

上記の図のように3台ある場合、それぞれ出力の小さい方の合計が、申請する出力になります。
わかりやすく表にしてみました。

●上記のような太陽光発電所の場合、申請する発電出力は14.0kW

申請する発電出力は14.0kW

このように、小さい出力を足していき、14.0kWとして申請します。

●パワコンを50kW未満ぎりぎりにする場合

では50kW未満ぎりぎりの出力にする場合はどうすればいいでしょうか?
考えてみましょう。

まずはパワコン1台の構成を考えます。

太陽光パネル → 19.8kW(275W × 72枚)
パワコン   → 9.9kW

この組み合わせを、5台つなぎ合わせることで、出力を49.5kWとして申請することができます。

●申請する発電出力は49.5kW、太陽光パネルの出力は99.0kW
申請する発電出力は49.5kW、太陽光パネルの出力は99.0kW
このようにして、太陽光パネルの枚数を増やし合計を100kW近く、あるいはそれ以上とし、パワコンの発電出力合計を50kW未満にすることで、制度上は「50kW未満」として申請することが可能です。

また、パワコンによっては、さらにもっと太陽光パネルの枚数を増やすことも可能です。

パワコンの詳しい内容に関しては以下を参照してください。
【決定版!太陽光発電投資で得するパワーコンディショナーの選び方】

決定版!太陽光発電投資で得するパワーコンディショナーの選び方

そして、このようにパワコンを50kW未満にし、太陽光パネルを50kW以上にすることを、この業界では「過積載」と呼びます。

過積載については以下の記事が大変参考になります。

【太陽光発電のプロが全部教える!1029万円得する過積載の教科書】

太陽光発電のプロが全部教える!1029万円得する過積載の教科書

3-2 50kW未満でも太陽光パネルは100kW設置した方が収益(売電金額)、利回りはアップ

30kW、50kW、100KWの収益、利回りを比較した場合このような表のようになります。

●100kWの表面利回りは14.4%

100kWの表面利回りは14.4%

設置費用は、規模が小さいほど施工費、部材費とも高くなる傾向があるため、100kWの太陽光発電所が一番「kW単価」を低く抑えることができます。

当然、発電量は太陽光パネルの出力容量に比例して大きくなるので、100kWの太陽光発電所の年間収益(売電予想金額)が高くなります。

太陽光発電所の設置費用、表面利回りに関してはこちらの記事が大変参考になります。

【2017年!太陽光発電の売電価格は下がったが利回りは30%もアップ!】

2017年!太陽光発電の売電価格は下がったが利回りは30%もアップ!

これらを参考に、設置費用を抑え、年間収益(売電予想金額)を上げることができれば、さらに表面利回りを上げることも可能です。

また、少々大きな土地があった場合、50kW未満(低圧)と50kW(高圧)どちらに使用か迷われる方もいらっしゃるとでしょう。それでは、どちらが得か見ていきましょう。

3-3 大きな土地がある、でも50kW未満(低圧)と50kW(高圧)どっちにしよう?

もしも、大きな土地があり、太陽光パネルを100kW以上設置可能という方がいらっしゃった場合50kW未満(低圧)と50kW(高圧)どちらが得なのでしょうか?

こちらの話には2点要点があります。

●過積載の最大設置容量はどこか
●50kW(高圧)の初期導入費、メンテナンス費を考えても特になる設置容量

まずは、過積載の最大設置容量はどこかについて考えてみましょう。

●過積載の最大設置容量はどこか
まずは、50kW未満(低圧)の場合、パワコンの出力を抑えて、太陽光のパネル容量を増やすことで、100kW以上の太陽光発電所にすることは可能です。

ただ、太陽光パネルの容量も、どれだけでも増やせるかというとそうではありません。

限界があります。

【決定版!太陽光発電投資で得するパワーコンディショナーの選び方】

決定版!太陽光発電投資で得するパワーコンディショナーの選び方

こちらの記事によると、パワコンの保証と使用の観点から現在のところ「110kW」付近の過積載が限界に近いのではないかという事です。

つまり、110kW付近の設置容量であれば、キュービクルの初期導入費、主任技術者によりメンテナンス費を考慮した場合、50kW未満(低圧)で申請する方がお得という事になります。

●200kWから利回りが10%超えてお得

200kWから利回りが10%超えてお得

※1 年間収益からメンテナンス費を引いた額です。
※2 年間収益※1 ÷ 設置費用 × 100 で計算しています。

50kW(高圧)の場合の通常メンテナンス費ですが、年間売電収入の8%程になります。それプラス50kW(高圧)の場合は、主任技術者によるメンテナンスが必要になってくるので、費用が高くなる傾向があります。

利回りだけで判断した場合、200kWから50kW(高圧)として申請すれば利回りも高くなりお得になると考えられます。

●500kWからは利回りが13%を超えてくる

500kWからは利回りが14%を超えてくる

また、上記の規模と利回りの関係を表にしてみると、500kWからはある程度の規模があることから、設置費用が安くなり、利回りが13%を超えてきます。

ここを境に、50kW未満の発電所より利回りが大きくなります。

これらのキュービクルや設置費用は規模によって変わってきますので、50kW(高圧)をお考えの方は、

●太陽光発電ムラ市場
https://ichiba.solar-club.jp/

お気軽にご相談ください

見積、シミュレーション、レイアウトの作成は無料でさせていただいております。

4 まとめ

これで50kW未満(低圧)、50kW以上(高圧)の違いについてわかっていただけましたね。

50kW未満の太陽光発電所の場合、太陽光パネルを100kW以上にした場合の方が、太陽光パネルを50kWにした場合よりも、断然収益が上がることが分かっていただけたのではないでしょうか。

ぜひこれらを参考に、太陽光発電への投資を検討しましょう!

もし、わからないことがあれば、以下のグループに参加されるか、または「太陽光発電ムラ市場」にお気軽にお問い合わせください!

●再エネでエネルギー自給率200%を実現する太陽光発電ムラ Facebookグループ

https://www.facebook.com/taiyoukouhatsudenmura/

●太陽光発電ムラ市場

https://ichiba.solar-club.jp/