同業がさらす!太陽光発電システムの設置費用を900万円下げる方法

同業がさらす!太陽光発電システムの設置費用を900万円下げる方法

太陽光発電所を設置する場合、設置費用はいくらなの?設置費用の内訳は?といった疑問をもたれることでしょう。

太陽光発電所を設置する費用は、新築一戸建てを購入する費用とほとんど変わりません。
太陽光発電所の見積をとったけど、この費用はどうなの?安いの?高いの?と不安になってしまいますね。

そんなあなたに、今回は、

・設置費用の目安
・設置費用の内訳
・実際に取った見積もりを比較

を説明し、さらに、「設置費用を下げる方法」を伝授します!

この記事を読めば業者との価格交渉もスムーズに進み、設置費用を安く済ませることが可能です!
ぜひ、こちらを読んで、業者との交渉に役立てましょう!

1. 太陽光発電システムの設置費用について

1-1 設置費用

設置費用はいくらが妥当か、現在の相場はいくらかわかりづらいですね。

そこで、JINKOソーラー95.4kwを茨城県に設置した場合の価格を例にお話ししたいと思います。

1-1-1 JINKOソーラー95.4kwの設置価格

茨城県にJINKOソーラー95.4kwを設置するするという想定で、見積をとってみました。部材、施工を合わせた費用は、税込で1494万円でした。
こちらの詳細は、後ほど「3-2設置費用例2 JINKO」でご紹介させていただきます。

  • kW単価

パネル、パワーコンディショナーなどメーカーによって価格が違うので、総額で比較することが難しいです。そこで、この業界では、「kW単価」という考え方で費用を表し、比較することが一般的となっています。

  • kW単価の計算方法

 kW単価 =設置費用 ÷ 太陽光発電システム発電量(kW数) で計算します。

  • JIINKOソーラー95.4kwのkW単価

1460.25万円 ÷ 95.4kw = 15.3万円/kW
 
になります。

1-1-2 JIINKOソーラー95.4kwの設置面積

JIINKOソーラー95.4kwの設置面積

JINKOソーラー95.4kwを設置するために必要な面積はどれくらい必要かご興味のある方の為に、参考としてご紹介いたします。

土地の形状や架台の角度などの条件にもよりますが、一般的に、1000㎡~1300㎡必要です。

1-1-3 JIINKOソーラー95.4kwの年間発電量

JIINKOソーラー95.4kwの年間発電量

上記は、茨城県筑西市にJIINKOソーラー95.4kwを設置した場合のシミュレーションです。
売電価格を21円とした場合

年間発電電力量予測 : 91,850kW
年間売電価格 : 2,083,158円(税込)

となります。

これで実際の設置費用がだいたい把握できたのではないでしょうか。
次は、一般的な設置費用をご紹介いたします。

1-2 設置費用の目安

それでは一般的な設置費用とはいくらなのかご紹介いたします。
一般的な、設置費用を調べる場合、経済産業省の調達価格算定委員会が作成した資料が一つの目安になります。

そこで今回は、平成 29 年度以降の調達価格等に関する意見を参考に設置費用についてお伝えいたします。

http://www.meti.go.jp/committee/gizi_0000015.html#chotatsu_kakaku

平成 29 年度以降の調達価格等に関する意見平成 29 年度以降の調達価格等に関する意見

1-2-1表の見方について

赤枠の部分がいわゆる、50kw未満の低圧連系になります。個人で太陽光発電所を所有される方のほとんどは、こちらの低圧連系を選択されます。

10-50kW未満の平成27年以降を見ていただくと、32.5万と記載されています。こちらは、27年度に設置した場合「kW単価」として、32.5万円の費用が掛かっていたという事を表しています。

28年度の想定値を見ると、「kW単価」は、25.1万円となっています。

もうすでに、29年度になりますので、「kW単価」は、25.1万円と同等の費用か、それより安い費用で太陽光発電所が設置できると判断できます。

1-2-2 29年度のkW単価予想

太陽光発電所設置費用の推移

こちらは、各年度における設置費用の想定値と通年平均の推移になります。

  • 設置費用の想定値と通年平均とは

設置費用の想定値と通年費用について簡単に説明しますと

・ブルーのグラフ  →  想定値(条件がよく費用が最低限で済んだ場合の価格)
・オレンジのグラフ →  通年平均(年間を通して、設置された発電所の平均的な価格)

になります。上記のグラフより、29年度の相場をずばり予測すると

  • 想定値(条件がよく費用が最低限で済んだ場合の価格)

28.2万円になります。あくまでも予測ですの外れている可能性もございます。

  • 通年平均(年間を通して、設置された発電所の平均的な価格)

24.2万円になります。あくまでも予測ですの外れている可能性もございます。

これを見る限り、29年度も前年の28年度に比べ安くなることが予想できます。

1-2-3 50kw未満の低圧連系がおすすめの理由

50kw以上の場合、維持管理のランニングコストとして主任技術者への委託費用、年間数十万円が必要となります。このような理由から、個人で太陽光発電所を作る際、多くの方は50kw未満を選択します。

50kw未満の低圧連系を行う場合、大抵の人は50kw未満ぎりぎりの49.5kw、49.9kwで太陽光発電所を作ります。

1-2-4 50kw未満の参考価格

49.5kwの場合は、49.5×25.1万円で試算すると1242.45万円となります。土地をお持ちの方であれば、この価格で太陽光発電所を作ることができます。

※調達価格算定委員会の28年度の想定値を参考にしています。

1-2-5 パネルは過積載がおすすめ

パネルの設置は過積載がおすすめ

「パネルの合計出力」と「パワコン合計出力」のうち小さい方の値がその発電所の出力と見なされます。パネル容量を、50kw未満にするのではなくパワコンの合計出力を、49.9kw以下にして太陽光発電システムを組むことをお勧めいたします。

そうすることで、50KW未満の低圧でも、パネルの出力を50KW以上に増やすことで実際の発電量を稼ぐことが可能です。
 
近年、個人で太陽光発電所を設置される多くの方は、このような理由で、パネルを50KW以上に増やす過積載を選択されます。

そういった理由から、先ほどは、「1-1 設置費用」でJINKOソーラー95.4kwの設置費用を例として出しました。

1-2-6 過積載の参考価格

78.34kwの過積載にした場合は、78.34×25.1万円で試算すると1966.33万円となります。
95.44kwの過積載にした場合は、95.4×25.1万円で試算すると2394.54万円となります。
  
※調達価格算定委員会の28年度の想定値を参考にしています。

調達算定委員会の価格は、1年度遅れているので、実際の相場はこちらより安くなっているのが現状です。

価格はだいたい分かったけど、設置費用はどこまで入るの?と疑問を持たれた方のために次は、設置費用の項目についてお話しします。

1-3 設置費用の項目

設置費用に関して、具体的な項目を上げると以下になります。

【部材】

  • 太陽光パネル
  • パワーコンディショナー
  • 遠隔監視装置
  • ケーブル類
  • 架台

 

【工事】

  • 架台工事費用
  • 電気配線工事

一般的に設置費用には、土地の費用や、整地費用は含みません。

また、部材と工事の費用の割合ですが、国内産のソーラーフロンティア、安価なJINKOソーラー、両面発電のソーラーワールドなど選択するパネルによって割合が大きく変わります。

見積依頼した業者に発電シミュレーションを依頼して、費用対効果を検証し、最適のパネルを選択しましょう!発電シミュレーションも業者によって違う事がありますので、複数とることをお勧めします。

1-4 流通経路による費用の違い

部材業者や施工業者によって仕入の流通経路が異なります。流通経路によって費用というのは、変わってくるものです。

例えば以下の流通経路があったとします。

  • メーカー → 商社 → 販売 → お客様
  • メーカー → 販売 → お客様
  • メーカー → お客様
  • メーカー → 商社 → 販売 → お客様

間に多くの業者が仲介している場合は、当たり前ですが、単価が高くなります。

  • メーカー → 販売 → お客様

 メーカーから直接仕入れることができる業者は、単価を抑えることができます。

  • メーカー → お客様

部材の仕入は、部材販売業者や施工業者に任せることをお勧めいたします。

メーカーから直接仕入れる場合、安くなるというメリットもありますが、お客様が直接仕入れる場合はリスクもあります。

直接メーカーから仕入れ、ご自分で太陽光発電所を設置するお客様もいらっしゃいます。
つい先日ですが、中国メーカーから直接仕入れ、お金も支払われたそうですが、その後そのメーカーが潰れてしまい現地まで行って債権回収をしてきたという話を聞きました。

そのようなリスクを避けるためにも、部材の仕入は、部材販売業者や施工業者に任せることをお勧めいたします。

2.設置費用を安くする方法

2-1 分離発注で安くなる

  • 分離発注とは

部材、施工を依頼する場合2種類の方式があります。
それは、一括発注分離発注です。

分離発注とは、部材販売業者から部材を購入し、施工だけを、施工業者に依頼するという方式です。
一括発注とは施工業者が、部材、施工をまとめて一括で引き受けてくれる方式です。
         

  • なぜ安くすることができるか        

一括発注の場合、部材にはもちろんですが施工業者の利益が乗ります。
それでは、発注者側が価格のコントロールできなくなってしまいます。

分離発注の場合、発注者側で部材業者を探して安く仕入れることができるように交渉することができます。
そして、施工業者に施工のみ依頼することで設置費用を抑えることができます。

大抵の部材業者は施工業者とも付き合いがあるので紹介してもらうことができます。
この場合、施工業者の営業コストが下がるのでその分の費用を、施工費に還元しやすくなります。

  • 分離発注で注意するポイント

荷受けや、施工の案件管理をご自分で行う必要があるので、分譲販売や一括発注に比べ自己の負う責任は大きくなります。また、発注者側にある程度の知識が必要となってきます。

  • 知識がないと、グレードの落ちる品物をつかまされたりする場合があるので気を付けましょう。

わからないことがあれば、業者に質問して確認することで、業者の対応が親切かどうか確認できます。そして知識も身につけることができますので、どんどん質問しましょう!

  • 分離発注で安くするポイント

WEBで部材を販売している業者は複数います。まずは、その様な業者から見積をとってみてください
1社だけではなく複数から、見積をとりましょう!そうすることで、見積の比較ができます。

その中から、いいと思った業者に施工業者を紹介してもらいましょう!

  • 分離発注で施工業者に依頼する時のポイント

施工はいざという時に駆けつけてもらえる方が安心です。設置場所に近い地元の業者を探すことをお勧めいたします。

「分離発注で安くするポイント」でだいたいの施工価格が分かりますので、それを元に地元の業者と交渉をしてみてください。

今は便利な時代になって、地元の業者もインターネットで検索すればすぐに出てきます。
ぜひ、インターネットで調べて見積もりを依頼しましょう!

2-2 相見積

  • 相見積とは

部材費、施工費とも1業者だけではなく、複数業者からもらうことを相見積といいます。

  • なぜ安くすることができるか

分離発注で設置費用を安くすることができますが、複数業者から相見積をもらうことで、費用の相場がわかってきます。また、他社からもらった見積もりを元に、複数業者に価格交渉することが可能となり、交渉の結果費用を安くすることができます。

  • 価格交渉のポイント

見積依頼や電話をした際の応対がいい業者がいた場合、その業者に頼みたいと思います。

でもその業者が施工費、部材費が他と比べるとちょっと高いなと感じた場合、複数の業者からもらった、見積をその業者に渡せば、対応がいい業者の場合、必ず価格交渉に応じてくれます。
複数から見積をとり、その見積を元に価格交渉をしましょう!

2-3 部材の共同購入

  • 共同購入とは

太陽光発電所の設置をお考えの友人や知人を見つけ、一緒に部材を購入することです。

  • なぜ安くすることができるか

個人で購入する場合、50kW以下の低圧発電所の場合、部材の量をそれほど多くなりません。友人や知人と共同に購入することで、部材の量が増え、部材業者側がメーカー、商社と価格交渉しやすくなります。
その結果、部材費用を安くすることができます。

また、発注者側からも、部材業者に対して、これだけの量を購入するので価格を安くしてほしいと交渉しやすくなります。

  • 共同購入のポイント

太陽光発電所の設置をお考えの方が周りにいない方がほとんどだと思います。その様な場合、共同で購入してくれる方を探すのは、非常に大変なことです。

その様な方の為に、SNSやインターネットで太陽光発電に興味のある方が、コミュニティーを作っておられます。
コミュニティーに入って、オンライン、オフラインで情報を交換して仲良くなり、共同購入してもらえる方を探しましょう!

2-4 ただ安いだけではだめ、業者の見分け方

安くするための方法を、書いてきましたが、ただ安いだけでは、完成後見てみたら、架台の組立方がいい加減で、ちょっとした振動で架台が倒れてしまった。完成前にお金をすべて払った後、業者が倒産してしまったなどという話も聞きますので、こちらの記事を読んで業者の見分け方を参考にしてみてください。

  • 同業がさらす!!太陽光発電業者の正しい選び方!

https://taiyou-hatsuden.jp/to-be-made-public-by-peershow-to-correctly-select-sunlight-suppliers-129

3. 実際に見積をとってみました

実際に見積をとってみました

実際に2種類のパターンで、部材、施工費の見積もりを取ってみました。

さて、この2種類の見積もりを比較して、最終的にどちらを選んだか皆様も一緒にお考えください!

ちなみに、部材は、「3-1設置費用例1 ソーラーフロンティア」、「3-2設置費用例2 JINKO」 共に3社から同じ見積をもらいました。その中で一番安かった見積もりをご紹介いたします。

また、施工業者は、一番安く対応の良かった部材業者から紹介してもらいました。

3-1 設置費用例1 ソーラーフロンティア

  • 部材費

ソーラーフロンティア過積載セット費用

  • 施工費

ソーラフロンティア過積載セット施工費用

  • 設置場所

東北地方で設置をするという事で、部材業者、施工業者に見積もりを取りました。
施工費は、設置場所近くの地元の業者に依頼しました。

  • 部材について

ソーラーフロンティアは国内メーカーで、宮崎と東北に工場があります。
国内メーカーで実発電量も多いということで、大変人気のパネルメーカーとなっています。

Sunny Viewは家庭用の監視装置ですが、今回は、自宅から近い場所に太陽光発電所を設置するという想定のもとで見積をとりました。

通常監視装置を利用する場合は、インターネットと同じで、通信費が必要となりますが
Sunny View の場合は、BTREP-IN (無線中継器)を付けることで、自宅で通信費発電量の確認ができます。

  • 調達算定委員会の価格と比較

調達算定委員会の価格と比較した場合、78.34×25.1万円で試算すると1966.33万円になります。
ソーラーフロンティアの設置費用は、1530.93万円になるので、調達算定委員会の価格より435.4万円安く設置することができます。

3-2 設置費用例2 JINKO

  • 部材費

jinko95.4kWの見積

 

  • 施工費

ジンコ95.4kWの施工費

施工費は、地域や施工業者さんによってばらつきがあります。

だいたいの相場ですが、1kWあたり3.5万円~4.5万円ほどです。

  • 設置場所

関東地方で設置をするという事で、部材業者、施工業者に見積もりを取りました。
施工費は、設置場所近くの地元の業者に依頼しました。

  • 部材について

JINKOソーラーは、2016年前半には、モジュール供給量で世界1位に輝いたメーカーです。
ソーラーエッジのパワーオプティマイザーは、モジュール単位で出力を最大化できるように制御してくれる装置です。時間によって影が掛かる場所や、雪が降って1部分だけ積もってしまった、あるいはパネルが1枚だけ壊れてしまったなど、どこか一部だけ問題がある場合でも、問題なく発電をするように制御してくれます。その他無料で、監視装置が付いてくるため、お得です。

  • 調達算定委員会の価格と比較

調達算定委員会の価格と比較した場合、95.4×25.1万円で試算すると2394.54万円となります。
JINKOソーラーの設置費用は、1494万円になるので、調達算定委員会の価格より900万円安く設置することができます。

3-3 どちらを選ぶか

どちらを選ぶかと聞かれたら、今注目のソーラーエッジを搭載していて、かつパネル容量も大きいJINKOソーラーを選びます。正直言うと、国内メーカーの実発電量が多いソーラーフロンティアも捨てがたいです。

今回の決め手は、2点です。

  • 決めて1 パネル容量

95.4kwのスーパー過積載にもかかわらず、1494万円という安価で太陽光発電所を設置できるなんてすばらしすぎます!

  • 決めて2 ソーラーエッジ

ソーラーエッジのパワーオプティマイザーで1枚1枚のパネルを制御し最大限の発電量を確保できるという点です!

さらに、監視装置が無料で付いてきて、1枚1枚の発電量が把握でき、パネル、パワコンが故障していないか確認できるので、かなりお得です。

このように相見積をとれば、安く部材を仕入ることができ、部材業者から地元の施工業者を紹介してもらう事が可能です。これを読まれている皆様も、ぜひ実践してみましょう!

4.まとめ

これまでの内容をまとめると

【設置費用】

  • 調達算定委員会によると、28年度の想定値が、kwあたり25.1万円
  • 設置費用には、土地の費用や、整地費用は含まない

【設置費用を安くする方法】

  • 分離発注
  • 相見積をとる
  • 施工業者は設置場所に近い業者にお願いする
  • 施工業者は部材業者から紹介してもらう

これで、あなたも太陽光発電所を、安い費用で設置することが可能になりました!
さっそく業者から、複数の見積もりをとってみましょう!