訪販多発注意!蓄電池と太陽光発電で電気料金が年間95,148円お得になる方法

ピンポーン♪「電気料金がお得になるお話です。。。」
訪問販売は突然、不意をついて襲ってきます。最近その商材となっているのが蓄電池です。

ちょっとまって!5〜6kwhの家庭向け蓄電池が、「¥3,500,000.-!!!!

注意!相場価格の3.5倍で販売する業者が関東近辺をうろついています。先日私が耳にした訪問販売の提示価格は耳を疑うものでした。相場価格から大きく外れてしまっており、説明内容から判断しても、詐欺といわれてしまってもおかしくない内容でした。

「蓄電池を使うと毎月の電気料金が数千円下がるって聞いたけど!」
そもそも蓄電池の相場価格はどのくらいなのでしょうか。

太陽光発電と蓄電池は相性がいいと言われているけれど、価格的にそんなにメリットがあるのか気になりますよね。

この答えは分かりにくく、一般的な家電製品と違い、それぞれのお家庭の電気使用量やエネルギーの利用方法によって選び方がかわってくるため、これが一番という選択肢はなく、量販店でも取り扱いは多くありません。今回は、既に太陽光発電を設置している方にお得な情報です。

これまで、非常用電源のイメージが大きかった蓄電池がなぜ今注目されているのはなぜでしょう。

それは、「2019年問題」に関係しています。

太陽光業者さんからお聞きになったことがあるかもしれませんが、200911月、固定買取制度が始まりました。太陽光発電で創られた電気をご家庭で使用し、余りを余剰電力買取制度で一定期間買い取る制度。

買取期間は10年間です。

あれから10年が経つ2019年、買取価格はどうなるのか、再契約がされるのか分からないという問題が起きています。

これまでは高値で(42/kwh)で売電していたので、「自家消費より売電優先」だった電気を、蓄電池を使って「自家消費しながら蓄える」電気生活にシフトする考え方が始まっています。

この「2019年問題」に直面している、既に太陽光発電設備を設置してあるお宅にとって、蓄電池の導入は価値があります。逆に、新築で太陽光発電と蓄電池をお考えの方にとって、経済的メリットはそれほど大きくありません。

今回は、あまり知られていない蓄電池の相場価格と導入メリットとデメリット、蓄電池と太陽光発電の組み合わせで生まれるライフスタイルについてまとめてみました。

いきなりの訪問販売にあたふたする前に、蓄電池について知識をしっかり蓄めておきましょう。

 

1 2018年 蓄電池の予想相場価格は12〜18万円/kwh

先日私が耳にした訪問販売の提示価格は、2012年当時の2kwhの蓄電池が100〜180万円程度で販売されていた50~90万円/kwhでした。

相場価格から大きく外れてしまっており、説明内容から判断しても、詐欺といわれてしまってもおかしくない内容に開いた口がふさがりません。このような訪問販売会社にNO!と断るためにも蓄電池の相場価格を把握しておく必要があります。

ここ数年で大きく価格は大きく下がり、2018年の目標価格は12〜18万円/kWhと設定されています。

http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/energy_resource/pdf/005_08_00.pdf

震災以降、停電時の蓄電池の役割が注目されたのか、一時的に価格が上昇しましたが、蓄電池の価格は毎年下がっております。

2011年、需要と供給のバランスが市場価格にも反映され、出荷量にも影響することも予想されます。

ここで注目しておきたいのが、【2019年問題】です。

 

1−1 2019年に起こる電力の大きな変化【2019年問題】

家庭向け余剰買取制度(家庭で消費した余りを売電する)は、10年契約。太陽光発電をすでにお持ちで、毎月売電収入がある方、その収入の期限は刻々と迫っています。

2009年から始まった余剰買取制度は、2019年に契約終了となる方がいらっしゃいます。

その数は58万件ともいわれ、原子力発電所1基級の150万kWあまりとも予想されています。また、下の図の通り、2021年にはその2倍近い約100万件の家庭用太陽光発電の契約が終了する予定となっています。

http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/120522setsumei.pdf

その後も毎年次々と余剰買取期間は契約終了していきます。

では、終了した後、太陽光発電はどうなってしまうのでしょうか。
売電契約は終了を迎えますが、それぞれのご家庭に設置されている太陽光発電設備は撤去されません。

これからも十分活躍してくれるの発電電力量はそのまま変わりません。

変わるのはその電気流れです。
昼間太陽光発電で作られた電気を売電するのではなく、蓄電池に蓄めておき、電気料金の高い時間帯に自家消費する賢い選択肢が始まっています。

蓄電池に蓄めて使うとどんないいことがあるのでしょうか。また、いつ蓄電池を導入するのがベストなのか、これから見て行きましょう。

 

2 太陽光発電の契約日をチェック!ちょうど10年後が蓄電池の入れどき【2019年問題】

毎月の電気料金がグッとお得になる蓄電池の導入するタイミングとは?蓄電池のベストな契約時期ってあるのでしょうか。

太陽光発電をすでにお持ちで、毎月売電収入がある方、その収入の期限は刻々と迫っています。
先ほどもお伝えしましたが、家庭向け余剰売電(家庭で消費した余を売電する)の契約期間は、10年です。

日射量のいい静岡県では、一般的に年間24万円ほど(4kWほどの設備)売電収入があると言われております。この売電収入が激減することを想像して見てください。電気の購入金額は増え、収入が減る。


これが【2019年問題】の痛い現実です。
では、その後の買取価格と発電した電気の消費方法をみていきましょう。

2ー1 【2019年問題】太陽光発電の買取価格が8割ダウン!?

太陽光発電固定買取制度 年度別 10kW未満 10kW以上
平成24年度 42円 40円+税
平成25年度 38円 36円+税
平成26年度 37円 32円+税
平成27年度 制御義務有り 35円
制御義務無し 33円
〜6/30  29円
7/1~    27円
平成28年度 制御義務有り    33円
制御義務無し 31円
24円+税
平成29年度 制御義務有り 30円
制御義務無し 28円
21円+税
平成30年度 制御義務有り 28円
制御義務無し 26円
平成31年度 制御義務有り 26円
制御義務無し    24円

http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/kihonseisaku/saisei_kanou/pdf/001_s03_00.pdf
http://www.meti.go.jp/press/2016/03/20170314005/20170314005.html

2009年に始まった固定買取制度(FIT)、年度により価格変更されてきました。ここ最近の調達価格をまとめてみました。

これまで高値で取引されていた電力が、契約日翌日からいきなり1/6以下の価格またはそれ以下になる可能性すらあります。

2016 1 月に調達価格等算定委員会資料にて経産省より買取期間終了後の売電便益とし  11 /kWh の金額が示唆された

http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/020_haifu.html
出典:平成28年1月第 20 回調達価格等算定委員会配布資料より

http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/denryoku_gas/saiseikanou_jisedai/pdf/001_04_00.pdf
住宅用太陽光発電に係る2019年以降の FIT買取期間終了を契機とした対応

そこで選択肢は3つ。

  • 太陽光発電をはずしてしまう

  • 売電価格が下がってもそのまま構わず、余りを1/6の価格で売電し続ける

  • これまでの売電分をなるべく自家消費へ回し、電気料金を減らす

ここで③を選ぶ方に、蓄電池が注目されています。

 

2−2 太陽光発電と蓄電池を毎日使うと電気料金は年間95,148円お得になる

http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H28FY/000479.pdf P42P43より
*P4②太陽光発電5kW③太陽光発電5kWと蓄電池7kWh。1kwhあたりの電気料金は27円で計算

一般的な年間4936kwh消費するご家庭が電気を購入するのに使うお金は、133,272円。7kwhの蓄電池を導入したご家庭が電気を購入するのに使うお金は、38,124円でした。

電気を購入する支出減らすことで、売電収入以上のメリットを受けることができるのが蓄電池と太陽光の組み合わせです。

 

2−3 電気料金はこれからも上がり続ける予測【再エネ賦課金】の秘密

電気料金はこれから先も値上がりすることが予測されています。

電気料金に再エネ賦課金という項目があることはご存知でしょうか?これまで前年比1.5倍〜2倍で値上がりしてきました。

http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/kihonseisaku/saisei_kanou/pdf/001_s03_00.pdf

こちらは先日報道番組内で解説があった、「再エネ賦課金」に関する記事です。

2017年、再エネ賦課金は毎月の電気料金の約1割ほどを占める金額になってしまいました。

報道ステーション12/18

[ 基本料金+使った分だけどんどん値上がりする電気料金]のサイクルから抜け出すには、電気を極力購入しないようにするしかありません。

電気料金が値上がります宣言にもみえる、再エネ賦課金単価についての詳しい資料がこちらです。「再エネ賦課金」という名称にもかかわらず、原子力発電所の廃炉費用にあてられるという、悲しい現実。

この電気料金システムに疑問を持たない方は、蓄電池を購入する必要はありません。

2−4 品薄傾向あり注意!蓄電池で損をしないベストな導入時期と動き始めるタイミング

蓄電池をお考えの方が動き始めるベストタイミングは?

10年間の売電契約が満了を迎える1年前!(補助金ありの場合)

【2019年問題】で危機意識をもった58万人全ての方へ蓄電池を供給できる体制は整っていません。

2015年と2016年の出荷量の差はおよそ24万個。2009年、固定買取制度が始まってすぐ、国内産太陽光パネルが極端に品薄状態になってしまったことがありました。蓄電池も前年以上に生産量を伸ばしたとしても、この先、品薄になることが予想されます。

肝心な時手に入らないのでは、その分高額な電気を無理に買わなくてはいけなくなってしまいます。2019年10月に期日をむかえる方は、2018年から申請準備を始めることをおすすめします。

また、2018年度は、環境省よりご家庭に太陽光発電をすでに設置している方向けの蓄電池導入を促進する補助金が予定されています。こちらの補助金を利用されるご希望がある方は、補助金の募集が始まる4ヶ月前、2018年早々から資料請求や工事店探しを始める必要があります。

*例年の新製品は2月発売開始となる傾向があり、2018年も2月発売予定商品に注目です

 

https://sumai.panasonic.jp/chikuden/sochiku/system/feature_112.html
パナソニック蓄電池

http://www.omron.co.jp/energy-innovation/product/bt/kp55s.html#feature
オムロン蓄電池

http://www.kyocera.co.jp/lithium/
Kyocera蓄電池

3 案外種類が多い蓄電池、太陽光発電の大きさに合わせて選びましょう

家庭用蓄電池は選び方が難しいと言われています。その理由は2つあります。

  • メーカーそれぞれの蓄電池に長所や短所があり、比較しにくい

  • 現在設置されている太陽光発電設備と繋げられるかわかりにくい

そこで、まずご自宅に設置してある太陽光発電の大きさで蓄電池を選ぶことをオススメします。

http://www.kyocera.co.jp/lithium/storage12kwh/index.html
kyoceraHPより

屋根上4kW以下の
太陽光発電を設置している方

災害時の非常用電源としての蓄電池(1〜4kwh)太陽光発電設備が設置してあるご家庭向け。
コストメリットをはかるのは難しいが、いざという時の備えとして安心。

屋根上5kW以上の
太陽光発電を設置している方

日常使い向け蓄電池(5〜12kwh
比較的大きな太陽光発電を設置してある一般家庭や店舗向け。
毎日の発電で電力会社から買う電気を減らすお得な電気生活も有効。

電気自動車のご購入を検討
されている方
(40kW

電気自動車を蓄電池として使い、家庭の電気だけでなく、車のエネルギーも自家発電から賄える。
逆に外で安く充電した電気を家庭でも使うこともえできる。

 

 

3−1 太陽光発電4kW以下には非常用電源として活躍する1〜4kWhの蓄電池

2009年当時、一般的に選ばれていたのは3〜4kWほどの太陽光発電設備でした。

 国産メーカーで太陽光パネル(モジュール)とPCS(パワーコンディショナー)を同一メーカーの設備を選んだ方がほとんどです。

 今回、4kW以下の蓄電池を導入するにあたり、注意していただきたいことがあります。

  • 太陽光発電設備に不具合がないかチェックしてもらいましょう

  • PCSと分電盤の取り替え工事が必要となるケースがほとんどです。見積もりで確認しましょう。

  • 停電時に最低限使いたい家電製品を絞っておくと製品を選びやすくなります。

  • HEMS(ホームマネージメントシステム)と組み合わせるとより便利ですが、コストはアップします。

  • 蓄電池と太陽光+新電力で進められた場合、新電力についてもよく調べてから契約しましょう。

kW以下の蓄電池はこのようなメーカー

https://sumai.panasonic.jp/chikuden/
Panasonic 蓄電池

http://www.eliiypower.co.jp/products/index.html
Elly power 蓄電池

http://www.sharp.co.jp/e_solution/index.html
Sharp 蓄電池

https://www.denso.co.jp/ja/products/consumer/jutaku/storagebattery/index.html
Denso 蓄電池

1〜4kwhの比較的小さめなものは、導入コストが低い分、経済的メリットは薄くなります。太陽光発電設備を最大限生かしながら経済的メリットも大きくしたいという方は、次の5〜12kwhのタイプもオススメです。

 

3−2 太陽光発電5kW以上には組み合わせて毎日活躍する5〜12kWhの蓄電池

少し大きめの太陽光発電設備を設置できる屋根をお持ちでしたら、「災害時の常用電源+電気を買わない」
自給自足のエネルギー生活がオススメです。

今お持ちの太陽光発電設備を活かし、10年間売電した後のこれからも電気を作り続け、自家消費でお得に生活するスタイルです。

それぞれの生活スタイルにあわせてベストな組み合わせがあります。

  • 毎月の電気使用量と在宅時間で容量を決めましょう。(5kwh〜12kwh

  • 太陽光発電の設備メーカーによっては連携が困難な場合があります。

  • PCSと分電盤工事が必要となる場合がほとんどです。見積もりで確認しましょう。

  • 補助金を希望する場合は、見積もり依頼時に施工店にあらかじめお伝えしておきましょう。

蓄電池と太陽光発電のシステムについて詳しく知りたい方は、お近くの電気工事店またはこちらまでお問い合わせください。

https://ichiba.solar-club.jp/contact/
太陽光発電ムラ

 

http://www.omron.co.jp/energy-innovation/product/bt/kp55s.html
omron 蓄電池

http://jpn.nec.com/energy/aes/home/details_2.html?
NEC 蓄電池

http://www.kyocera.co.jp/lithium/storage12kwh/index.html
Kyocera 蓄電池

http://www.eneman.co.jp/service/
エネマン 蓄電池

http://www.nichicon.co.jp/products/ess/
nichikon 蓄電池

太陽光発電システムとの連携が難しかったり、電気自動車をすでにお持ちの方には、
次のVHという選択肢も有効です。

 

3−3 電気自動車にでVHvehicle to home)ガソリンスタンドへ行かない生活

太陽光発電で作ったエネルギーを車に活用する、車と家のエネルギーを共有するとガソリンスタンドへ行く時間と燃料費の両方を大幅に削減できます。

こんなスマートなライフスタイルも魅力的ですよね。

電気自動車と太陽光発電の生活を体験してみたい方、埼玉県伊那市周辺にお住まいの方は、株式会社恒電社さんへ体験に行かれてはいかがでしょうか。

こちらでは、実際に電気自動車とお家の太陽光発電設備をつなぎ、充放電を体験することもできます。

詳しくは直接お問い合わせください。

https://www.jidenjisoku.jp
株式会社恒電社

https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/smartv2h/forte/smartv2h.html

 

4 蓄電池って非常時何にどのくらい使えるの?

 

蓄電池を選ぶときによく確認しておいていただきたいのが最大出力です。最大出力が大きいほど勢いよくでんきが流れる蛇口がついているイメージです。

こちらの5.8kwhの蓄電池の最大出力は1.5kVATVや冷蔵庫など必要な電気を約11時間連続して稼動できるので、安心ですね。

災害時に必要な電源の消費電力を計算しておくことも蓄電池購入のために必要ですね。

http://www.cic-solar.jp/products_battery_hyb.html

もっと多くの電化製品を活かしたいという方へは、最大出力3kVAの蓄電池を選択することをお勧めします。

 

5 【まとめ】大容量蓄電池導入のメリットとデメリット

メリット

  • 非常時の不安と2019年問題への不安を解消できる
  • 10年経った太陽光発電も有効活用できる
  • 電気の使用パターンを変えられ、再エネ賦課金への心配も減る

デメリット

  • 選ぶ機種を間違えるとダブル発電で売電単価がもっと下がる
  • 導入費用が大きい
  • 連携できないシステムもある